山口旅行1日目 秋芳洞の安富屋にて名物 ごぼう麺のランチ~熟年女性の山口一人旅(1) からの続きです。
さて安富屋さんでのランチも済んだので、いよいよ山口旅行1日目の大イベント
秋芳洞・秋吉台の見学に行きます。
秋芳洞を見学する
秋芳洞と秋吉台は距離が離れていて、見学するのも別になるかな
と思っていたのですが、
秋芳洞内のエレベーターを使って上ると、秋吉台にアクセスできることがわかったので、
秋芳洞と秋吉台を続けて見学します。
秋芳洞観覧券売場から秋芳洞入口まで
秋芳洞の観覧券売場はランチをした安富屋からすぐのところにあります。
秋芳洞の観覧券売場です。
秋芳洞観覧料金は大人(高校生以上)が1,300円です。
観覧券を購入しました。
秋芳洞は観覧券売場からすぐではなく、入口までしばらく道を歩きます。
川が流れていたりして、とても景色のよい道です。
ここは観覧券を持った人しか通らない道です。
緑が多く癒やされました。
いよいよ秋芳洞への入口が見えてきました。
滝穴橋を渡るともうすぐです。
この通路の先が入口です。
正面が入口です。
入口に着きました。
秋芳洞を見学する(黒谷支洞入口まで)
秋芳洞は総延長が10kmを超える、日本最大規模の大鍾乳洞です。
観光できる距離も1kmもあります。
これからごく一部ですが、秋芳洞のみどころスポットの写真をご紹介します。
身代観音(みがわりかんのん)です。
竜ヶ淵です。
緑色の岩肌が竜のように見えます。
秋芳洞では観覧券とは別に300円を支払うと、冒険コースを
体験できます。
この写真は出口です。
冒険コースの入口です。貸出用の懐中電灯を持ち、岩の梯子を登ったり
穴をくぐり抜けたりします。所要時間約15分。
まずこの梯子を登るのですね。
私はとても登れそうになかったので、冒険コースはあきらめました。
鍾乳洞のルートをどんどん進みます。
長淵(ながぶち)です。
長淵は幅約6m の長い淵になっていて、岩肌を見ると、
侵食や昔の水位がわかります。
百枚皿(ひゃくまいざら)です。
石灰華段丘と呼ばれるカルスト地形の一種で、石灰分が皿のように
沈殿してできたものです。棚田のようですね。
皿の数は百枚ではなく500枚以上もあるそうですよ。
南瓜岩(かぼちゃいわ) です。
丸っこい形といい、茶色の色といい、カボチャそのものと納得しました。
大松茸(おおまつたけ) です。
こんなに立派な松茸を食べてみたい? です。
笣柿(すぼがき)です。
笣柿って何のことかわかりませんでしたが、英語名の
Straw-wrapped Persimmon を読んでなんとなく納得しました。
縮緬岩(ちりめんいわ) です。
岩の表面がちりめんのように細かいシワからできているので
この名前のようです。檻で保護しなければならないほど繊細で
壊れやすいのでしょうか。
大黒柱(だいこくばしら) です。
それほど太くはないですが、天井からの鍾乳石と地面からの石筍が
つながった柱です。しっかり鍾乳洞を支えているのでしょう。
傘づくし と、小さいですが ライオン岩 です。
天井からぶら下がる鍾乳石たちは傘屋さんのようです。
空滝(からたき) です。
ダイナミックに流れ落ちる滝そのものですね。
黄金柱(こがねばしら) です。
高さ15m、幅4mもあります。これができるまで何万年もかかった
と考えると、気が遠くなりますし、凄いとしか言いようがない迫力です。
蘇鉄岩(そてついわ) です。
蘇鉄ってこんな植物だったな、と思わせます。
猿すべり です。
猿が上手にすべりそうですね。
秋芳洞の黒谷支洞を見学する
ここから先は 黒谷支洞になります。
黒谷支洞へは最初に階段がありました。
石灰華の滝(せっかいかのたき) です。
みごとな滝としか言いようがないです。
巌窟王(がんくつおう)です。
彫刻の芸術品そのものですね。
クラゲの滝のぼり です。
言われてみると、本当にクラゲに見えますね。勢いがあります。
マリア観音です。
こちらも彫刻の芸術品のようです。
途中に案内図がありました。
秋吉台の下が秋芳洞になっている地形がよくわかります。
終点の黒谷口に着きました。
ここから引き返して、エレベーターに乗ります。
エレベーター出入口近くまできました。
もうすぐエレベーター乗場です。
秋吉台の観光
エレベーターに乗り80mも上って、エレベーター口から外にでました。
秋芳洞エレベーター口 です。
秋吉台カルスト展望台から秋吉台の景色を鑑賞
秋芳洞エレベーター口を出て、森の中の道を歩きました。
徒歩約10分で 秋吉台カルスト展望台に着きました。
秋吉台カルスト展望台からみた、秋吉台です。
さすが、日本最大級のカルスト台地 秋吉台です。
たくさんの石灰岩が並ぶ広い草原は、みごととしかいいようがありません。
ここに来て本当によかったです!
中央の屋根が赤い建物は、秋吉台科学博物館です。
まだ時間があるので、訪れてみましょうか。
秋吉台科学博物館に行く前に、今日はかなり歩いたのでちょっと休憩しましょう。
こちらは、秋吉台展望台のすぐ目の前にある
Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)です。
こちらは観光案内所で、コーヒースタンドもあります。
こちらでアイスの2個セット(380円)をいただきました。
甘く、冷たくておいしかったです。
アイスで休憩して元気が戻ったので、出発します。
石灰岩がたくさん! こんな風景は秋吉台以外ではめったに
見られませんよね。
秋吉台科学博物館の見学
秋吉台科学博物館に着きました。
美祢市立秋吉台科学博物館の入館料は無料です。
展示物は鉱物が多いです。
ほんの一部ですが、ご紹介します。
秋吉台のスカルン鉱物
秋吉台の成り立ちと地質構造
秋吉台の大理石、洞窟生成物、方解石等々
秋吉台周辺の岩石
山口県の代表的な岩石
秋吉古サンゴ礁の化石と岩相
現世サンゴ礁の生物
化石を含む石たち
有孔虫(フズリナ)石灰岩
秋吉台科学博物館は大きくはないですが、いろいろな鉱物が展示してあり
興味深かったです。無料ですし、行ってよかったです。
秋吉台から秋芳洞観覧券売場に戻る
秋吉台科学博物館から秋吉台エレベーター口まで戻り、
エレベーターで下り、秋芳洞に戻りました。
エレベーター乗場から秋芳洞正面入口までまた歩いて戻ります。
正面入口を出ました。
観覧券売場まで道を歩きます。
観覧券売場には天然記念物の石碑がありました。
星野哲郎 詞の 「秋芳洞愛歌」の歌碑もありました。
秋芳洞観覧券売場 を 13時に出発し、同場所に戻ってきたのが
15時47分です。 秋芳洞と秋吉台の、約3時間の旅でした。
秋芳洞と秋吉台観光のまとめ
秋芳洞・秋吉台は今回の旅の大きな目的地です。
かなり前に一度行ったことがありましたがほとんど忘れていたので、
今回の旅は新鮮でした。
秋芳洞は見学コースは約1kmですが、全体の規模は10kmもある
日本最大級(最大ではない)の鍾乳洞で、その長さに驚きます。
また鍾乳石が1cm伸びるのに約100年もかかることを考えると
秋芳洞の何メートルもある鍾乳石を見るにつけ、それができるまで
の何万年もの年月にも圧倒されます。特別天然記念物指定も当然ですね。
日本一長い岩手県の安家洞(あっかどう)が入口から500mしか
公開されていないそうですから、秋芳洞の見学が充実していることもわかります。
秋吉台も予想よりかなり広いカルスト台地でした。
広さもあるし、石灰岩があれほどたくさん点在しているとは思いませんでした。
両方とも自然の力と美しさを堪能しました。人にも大いに勧めたい場所です。
行ってよかったです。
秋芳洞(あきよしどう)
● 住所:山口県美祢市秋芳町秋吉3449-1
●交通アクセス:
・JR新山口駅からバスで約40分「秋芳洞」下車
・中国自動車道「美祢東JCT」経由小郡萩道路「秋吉台IC」から車で5分
●電話:0837-62-0305
●入洞受付・閉洞時間:
8:30~17:30 閉洞18:30 (※3月~11月 通常期)
8:30~16:30 閉洞17:30 (※12月~2月 閑散期)
※黒谷入口 ・エレベーター入口からの入洞は16:30まで
● 定休日:無
●観覧料金:
・大人(高校生以上)1,300円
・中学生 1,050円
・小学生 700円
●観光所要時間:約60分(往復 約90分)
秋吉台(カルスト展望台)へは、洞内途中のエレベーター口利用可。
● 駐車場:
◯正面入口付近
・市営第1駐車場(200台)
・市営第2駐車場(300台)
1日1回利用 普通車500円 バイク無料(第1駐車場のみ)
※高さ2.5m迄の制限あり
・貸切バス駐車場(バス18台・無料)
◯黒谷入口付近
・普通車120台、バス10台 ともに無料
◯エレベーター入口付近
・普通車150台、バス2台 ともに無料
秋吉台カルスト展望台
●住所:山口県美祢市秋芳町秋吉台山
●電話:0837-62-0305 (秋吉台観光交流センター)
●料金:見学無料
●アクセス:
◯公共交通:JR新山口駅→防長交通バス秋芳洞行きで43分、終点下車、同バス秋吉台・東萩駅行きに乗り換え15分、バス停:秋吉台下車、徒歩3分
◯車:小郡萩道路秋吉台ICから国道435号、県道32号経由8km10分
●駐車場 あり/70台/無料
秋芳洞と秋吉台の見学を無事終えたので、今日の宿へ向かいます。
このくらいの時間で観光できるのなら秋芳洞からまたバスに乗り
萩などに泊まってもよかったのですが、本日の宿泊場所はここ秋芳洞です。
次の記事に続きます。