高千穂神楽の拝観~熟年女性の宮崎一人旅(5)

旅行
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※ 高千穂牛レストラン 和にて高千穂牛のステーキをいただく からの続きです。

2日目夜の部その2 は 高千穂神楽の拝観です。

高千穂神楽の拝観

高千穂神楽の拝観は今回の旅行の目的のひとつで、夜になるため、
神楽の会場の高千穂神社 神楽殿から歩いて行ける場所に宿も取りました。

本格的な高千穂の夜神楽は時期が限られ、また長時間行われますので
一般の方の拝観は難しいかもです。
毎日公開している高千穂神楽なら、気軽に神楽を楽しめます。

高千穂神楽は当日の申し込みもできますが(19時から会場で受付)、
席を確保するためあらかじめインターネットで予約して行きました。
インターネット予約は高千穂町観光協会のサイトからできます。
公開時間:20時~21時
拝観料:1,000円

高千穂神楽とはどんなもの?

高千穂町観光協会のウエブサイトによる説明は以下の通りです。

夜神楽の季節以外にも「高千穂の夜神楽」を楽しめるのが「高千穂神楽」です。
高千穂神社境内の神楽殿で毎晩20時より1時間、三十三番の神楽の中から
代表的な4番を公開しています。
各集落の神楽の舞手が交代で奉納する本格的な舞が人気です。
国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」をぜひご覧ください。

代表的な4番というのは、

(1)手力雄(たぢからお)の舞
(2)鈿女(うずめ)の舞
(3)戸取(ととり)の舞
(4)御神体(ごしんたい)の舞

です。

最初と舞の合間、また最後にまとめ役(進行役?)のような男性が登場し
いろいろ説明してくださいました。お話もとても興味深かったです。

各舞は以下の通りです。

(1)手力雄の舞

天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸にお隠れになったので、
力の強い手力雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を探し出すために
静かに音を聞いたり、考えたりする様子を表現

(2)鈿女の舞

天の岩戸の所在がはっきりしたので、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)
が八百余神(やおよろずのかみ)の前で天照大神を岩屋より誘い出すために舞った舞

(3)戸取の舞

天の岩戸の岩屋も岩戸の戸も所在がはっきりしたので、手力雄命が岩屋戸を取り除いて
天照大神を迎え出す舞で勇壮で力強く舞う舞

(4)御神体の舞

別名国生みの舞とか酒こしの舞と申しますが、イザナギ・イザナミの二神が
酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、極めて夫婦円満を象徴している舞

高千穂神楽の感想

旅館千寿から高千穂神楽の会場の高千穂神社 神楽殿までは徒歩約7分で、便利です。

畳に座っての拝観で、椅子の用意はないとのことなので
旅館から部屋にあった座布団を持っていき(旅館の了承済)、拝観しました。
席は畳に詰めて座るので、椅子がないのは結構つらかったです。

「各集落の神楽の舞手が交代で奉納する本格的な舞」です。
つまり神楽を専門とするプロの舞手ではなく、昼間は公務員等として
働くような方が、その集落の順番になると夜に交代で舞います。
舞手は日によって変わるということですね。

最初と舞の合間と最後に登場し、神楽についていろいろ説明してくださる男性が
まとめ役だけにとてもうまかったです。

音楽も本格的でした。

舞手の舞もプロの舞とは違う素朴さもありながら、
夜神楽の魅力を十分味わえてよかったです。

普段の生活で神話のことなど考えたこともなかったですが
日本人としては違和感がなく楽しめました。

夜神楽の季節以外にも夜神楽のダイジェスト版を毎日鑑賞できるのは
とてもよいです。

高千穂は神話の町です。高千穂神楽もあらかじめ神話について
予習して行けばより楽しめると思いました。

椅子に座れればなおよかったです。

高千穂神社 神楽殿

●交通アクセス:高千穂バスセンターから徒歩11分

●住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037 高千穂神社境内

●電話:0982-72-2413

●駐車場:有り

旅館千寿に宿泊

旅館千寿は高千穂神社に徒歩で行けて便利なことと、
お値段がリーズナブルなことから予約しました。
夕食の提供はなく、朝食は予約するといただけます。

旅館千寿の部屋は2階でエレベーターはなく階段で上りました。
和室で、高千穂GOGOツアーのあと夕方部屋に入ると、
すでにお布団が敷いてありました。

新しい建物ではなく、また部屋に高級な設備等はなかったですが、
清潔です。
お茶のセットもあり、一人の宿泊には十分な広さでした。

高千穂神楽鑑賞の後、旅館千寿に戻り、部屋のお風呂に入りました。
大浴場はありましたが、神楽帰りの方で混むと思い遠慮しました。
休憩してから寝ました。

旅館の方もとても感じがよく、またアクセスよく
気持ちよく宿泊できました。

旅館千寿

●交通アクセス:高千穂バスセンターから徒歩4分

●住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1148

●電話:0982-72-2429

●駐車場:有り

2日目夜の部(その1+その2)のまとめ

夕食には高千穂牛レストラン 和にて高千穂牛のステーキを賞味できました。
JAが経営しているレストランなのでお値段も比較的リーズナブルで
おいしかったです。

私にとって旅のグルメはとても重要なので、旅行2日目夜にも
宮崎名物をおいしく頂戴して大変満足しました。

高千穂神楽はわずか1時間でしたが、夜神楽拝観という
めったにできない体験を得られて、本当に高千穂に行ってよかったです。

旅館千寿は旅館の方が感じがよく、またアクセスよく
気持ちよく宿泊できました。

→ 高千穂あまてらす鉄道に乗る の記事に続く

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